037:眩しい太陽 なぁ、知ってた? 俺にとって、お前って、太陽みたいなんだぜ? いっつも前ばっかり向いて、立ち止まることを知らない馬鹿。 芝生の甲板で光合成して、お陽さまの匂いをさせてるマリモ。 迷子のくせに、いざって時は俺達に進むべき方向を示してくれる道標。 中でも一番好きなのは、目を細めてやわらかな光のように笑うお前。 大好きなんだ、そんなお前が。 大切なんだ、太陽のように眩しく輝いてるお前が。 恥ずかしいから、言ってやんねぇけどな。