052:フレンチトースト



「…ん」

「…何、これ」

「…フレンチトースト」

「いや、それはわかるんだけど…」

「やる」

「…まさか、お前が作ったとかいう?」

「いう」

「うそお!!?」

「…何だよそれ、いらないならいい」

「あー待って待って待って!食べる、食べます!」



「にしても、何で突然?」

「…別に」

「うん、うまい」

「そりゃ、どうも」

「じゃあ、なんでコレ?」

「洋食で、唯一作れるやつだから」

「ふうん、なんで洋食?」

「…別に、なんとなく」



「ごちそうさま」

「おう」

「うまかった」

「…そうか」

「…今日って、なんかあった?」

「別に」

「何もない日に、突然俺の為に作ってくれたの?」

「………そうだよ」

「そっか、ありがと」



何もない日に、感謝の気持ちを。












妄想力120%で読んでくださいまし…。
解説しなきゃなんのことか全くわからない内容でごめんなさい。
感謝って、記念日とかじゃなくても、思い立った時にすればいいと思うというお話。
普段自分の為に料理を作ってくれるサンジくんに、突然お礼がしたくなったゾロ。